水木堂

キラキラした本のことなら当店におまかせ。

今だからこそ児童書を読んで欲しいという話

「あるところに」から始まり「めでたしめでたし」でハッピーエンド。 それが児童書。 いいえいいえ、もっともっと残酷なお話だってあるんですよ。 例えばアンデルセングリム童話なんて手酷い仕打ちのオンパレード。 「ヘンゼルとグレーテル」の子捨て 「シン…

飯テロ小説、『妖怪アパートの幽雅な日常』を読んだ話

本日、紹介する本は 『妖怪アパートの幽雅な日常』 香月日輪作 児童書の中では結構有名な作品なので知っている方も多いと思います。 この作品・・・できることなら全てのご飯を愛する方に読んで欲しい!!!!!! もうグルメ小説なの?ってくらい美味しそう…

『湊町の寅吉』を読んで、商売のあり方、新潟の風俗史を改めて知った話

本日ご紹介する本は 『湊町の寅吉』 藤村沙希作 結論から言うと、この作中の一節で客商売の根本を感じました。 「商は笑なり」 売る側も売れて嬉しい、買う側も欲しいものを得られるので嬉しい、と言うことです。 あらすじ 主人公の寅吉は8歳でありながら、…

本日より、はじめまして。

近頃ずいぶんと冷え込んできましたね。 半袖を着ていたことがつい数週間前だなんて思えないくらいに。 個人的には秋冬は大好きです。 だんだんと涼しくなり、ふと外出している時に金木犀の香りが漂ってくると、 「あぁ、今年ももうすぐ終わってしまうなぁ・…